【ちゃんと使える?】6000円以下で買った小型プロジェクターをレビュー

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商品レビュー

こんにちは、映画好きなNiinaです。

もともとインドア派の私ですが、新型コロナが流行して、さらに家で過ごす時間が増えました。

私は映画館で映画を観るのが好きで、コロナ流行前は映画館によく足を運んでいたのですが、2020年はほとんど行けませんでした。

劇場公開予定だった作品が延期するだけでなく、「映画館での公開を断念する」という事態も起きています。
映画館だけでなく、家で映画をより楽しめる方法を探さなくてはならないと感じました。

そんな生活の中で、私は2020年の7月に好奇心から6000円以下(当時の価格)のプロジェクターを買ってみました。果たして使い物になるのか?こちらの記事で紹介していきます。

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「私にも手が届く価格のプロジェクター」の存在を知る

なんとかお家で映画館気分を味わえないだろうか?と考えたときに思いついたのは「プロジェクター」でした。

プロジェクターには以前から憧れがありました。
しかし、どうしても高いイメージがあります(実際、高いものは数十万、数百万しますよね…)。

さすがに数十万は出せない!とあきらめていたのですが、通販サイトで「プロジェクター」と検索すると、数千円から2万円ほどの安い価格帯のものがゾロゾロ出てきたのです!

しかし、どの商品も聞いたことのないメーカーのもの。使い物になるんでしょうか…?

一週間ほど検討したんですが、「まあ数千円くらいだったら失敗してもいいかなあ」という思いと少しの好奇心もありまして、安いものを注文してみることにしました。

プロジェクター「Crosstour P600」を買いました

2020年7月の終わり頃、Amazonで【Crosstour P600】という商品を買いました。

当時税込6999円ですが、1500円のクーポンが適用されて5499円で買えました(2020年7月27日時点の価格です)。
こんな値段でプロジェクターが買えるなんて…

スペックなど(取扱説明書から抜粋)

※数値は購入時のものなので、現行の商品とは違う場合があります。

ネイティブ解像度800×480
サポート解像度1080p,1080i,720p,576i,480p,480i
明るさ2600ルーメン(ANSIルーメンの数値は未記載)
重量0.9g
寸法203×150×82mm

サポート解像度が1080pとありますのでフルHDの映像を入力することができます。
ただネイティブ解像度が800×480(SD画質)なのでだいぶ荒くなってしまいます

「フルHD対応」とは、フルHDの映像が入力できるという意味です。実際投影するときの解像度は「ネイティブ解像度」や「リアル解像度」の方です。

また、2600ルーメンとありますが、この「ルーメン」とは家電量販店などで売っているプロジェクターに記載されている「ANSIルーメン」とは別物です。

2600ANSIルーメンだったなら明るいので昼間に電気を消さなくても観られると思いますが、こちらのプロジェクターは明るい場所では使い物になりません

届いたので開封

タイミングが良かったのか翌日すぐ届きました。

本体、リモコン、電源コード、HDMIケーブル、AVケーブル、そして説明書が入っていました。

何より、本体の軽さにビックリしました。

本体はこんな感じ

正面から。カバーが付いているので使うときは外します。
レンズの上にフォーカスを合わせるリングと台形補正をするつまみがあります。

後ろ側にはVGAポートがあります。右側には電源ボタンや操作時に使うボタンがついています。

写真では分かりづらいかと思いますが、スピーカーがここに2つ付いています。

側面(レンズ側)に電源コードの差込口があります。

こちらが反対側。左から順に、イヤホンジャック、AVポート、MicroSDポート、HDMIポート(2つ)、USBポートがあります。

本体の底に三脚を付ける箇所があります。

実際使ってみる

さっそくパソコンをHDMIケーブルで接続してみました。購入当時はスクリーンが無かったので、天井に投影しております。

お~、大画面に映し出されてる!これは楽しいかも!!

四角いので三脚なしでも天井投影出来るのは嬉しいです。

映り具合を実験してみた!

私はこのプロジェクターを買った後に「Nebula Capsule ii」という6万円弱のプロジェクターを買いました。
せっかく2台あるので、同じ条件で比較してみようと思います

なお、Nebula Capsule iiは200ANSIルーメン、ネイティブ解像度は1280×720です。
一方激安プロジェクターCrosstour P600は「2600ルーメン(ANSIルーメンでの数値は未記載)」、ネイティブ解像度は800×480です。

果たしてどれくらい違うのでしょうか?必見ですよ~!

ちなみに使用したスクリーンはニトリのロールスクリーンです。
(このスクリーンについては後に記事を投稿予定です!)

明るい部屋

Crosstour p600
Nebula Capsule ii

明るい状態だとどちらもほとんど見えていませんね…

薄暗くした部屋

Crosstour P600
Nebula Capsule ii

激安プロジェクターはかろうじて見えます。色も薄いですね。
一方Nebula Capsule iiはそこそこ映っています。

真っ暗な部屋

Crosstour P600
Nebula Capsule ii

真っ暗な状態。激安プロジェクターはこの暗さで使うことになります。
どちらもちゃんと映っている状態です。

ただ、Nebula Capsule iiと比べると鮮やかさに欠けますね…

どんな使い方ができる?

HDMI機器をつなぐことができますから、いろんな使い方ができますよ。私が実際に繋いだものを紹介しようと思います。

Amazon Fire TV Stickを繋ぐ

私が一番目当てにしていたポイントでもあります。

Fire TV Stickを繋げばアマゾンプライムビデオやディズニープラス、Netflixなどのご加入のサブスク映像コンテンツや、Youtubeなどが観られます。

好きな作品を天井に映して寝ころびながら観るのは楽しかったです。

ディズニープラスやアマプラなどのサブスクのサービスはもちろん加入していなければ観られませんので念のためご注意ください~

PS4を繋ぐ

HDMIケーブルでPS4を繋ぐことができます。

さすがに画質が良くないのでゲームはしなかったのですが、PS4にはブルーレイプレイヤーとしての機能もあるので、プレイヤー代わりにしていました。

Youtubeや、アマゾンプライムビデオ(プライム会員なら)なども楽しむことができますよ。

PCを繋ぐ

HDMIケーブルでパソコンの画面を映すことができます。
ドットが荒いので文字を読むのはキツいかと思います。

使っていて感じたデメリット

使っている中でデメリットをたくさん感じましたのでご紹介します。
(実際私は満足できなくて買い替えました…)

映像が荒くなる

買い替えに至った一番の理由です。

値段を考えると仕方がないのですが、ドットが荒くてガタガタになるのが気になってしまいます。

このプロジェクターは「フルHD対応」なので、フルHDまでの映像を映すことが出来ますが、投影するときはSD画質になってしまうので、やはり映画鑑賞には耐えがたいものがありますね~

フォーカス調整が難しい

フォーカスの調整は自分で行わなければなりません。ただ、画面のすべてがピッタリ合う!ということは無くて、どこかしらピントが合っていない部分が出てきます。

上のフォーカスリングでピントを合わせます。下のつまみで台形補正(縦方向のみ)が出来ます。

私は端の方はあきらめて、真中のピントが合えばいいかなあ…という風に調整していました。

内蔵スピーカーは使い物にならない

スピーカーが内蔵されているのですが、正直使い物になりません。スピーカーを用意しましょう。

ちなみにヘッドホンやイヤホンを繋ぐと「シャー…」とノイズが入ったので、やはりスピーカーの方が良いと思います。

動作音が気になる

電源を入れると、「ブイーン…」という音がずっと鳴ります。排気音も気になります。

鑑賞する位置とプロジェクターを置いている場所が近いと、かなりうるさくて気になってしまいます。

本体が熱くなる

電源を入れて10分ほどで本体が熱くなってしまうので不安になります。長時間使用するのは避けた方がよさそうです。

色味が変

元の映像と色合いが違って見えます。
それに、鮮やかさに欠けるので物足りなさを感じてしまいます。

最後に

デメリットばかり挙げてしまいましたが、値段のことを考えると仕方がないと思います。

映像を楽しみたい!という人は初めからちゃんとしたプロジェクターを買った方が良いと思いますが、「安いしちょっと試してみたいな~」という理由なら買ってみても良いのかなと思います。

私は物足りなくて、4か月後にNebula Capsule iiという別のプロジェクターに買い替えてしまったのですが、「大画面で好きな映画を映す楽しさ」など、プロジェクターの魅力を教えてくれたこちらのプロジェクターには感謝しています。