【モバイルプロジェクター】Nebula Capsule iiを徹底的にレビュー!【ほぼ毎日使ってます】

商品レビュー

こんにちは、映画好きのNiinaです。

新型コロナの影響で映画館になかなか行けなくなったり、観たかった映画が劇場公開を取りやめたりしています。私も家で映画を楽しく観られる環境を作った方がいいかなあ…と思うようになりました。

そこで、私は憧れの「プロジェクター」を導入することにしました。とはいえども、数十万や数百万のプロジェクターを買うのは自分の財力では難しい…。

ということで、1台目に選んだのは通販で買った、当時6000円以下のものでした。

しかしこれでは満足できず…

私は2020年10月、新しいものを購入することにしたのです。それがAnkerの「Nebula Capsule ii」でした。

実際5か月使ってみて、満足度はかなり高く、ほぼ毎日使っています。

ただ、もう少しお金を出して10万円くらいのプロジェクターを買った方がよかったかなあ…とも思ってしまう自分もいるんですね。

というわけで、こちらの記事では、Nebula Capsule iiを実際に使って感じた「買ってよかった点」や「残念に思った点」をご紹介していきます。

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Nebula Capsule iiについて

主なスペック

ネイティブ解像度1280×720画素
サポート解像度最大1080p
明るさ200ANSIルーメン
寸法150×80×80mm
重量740g
バッテリー9700mAh
投影サイズ20~100インチ

画質は720p(HD画質)ですから、十分じゃないな~と思う方もいらっしゃると思います。
フルHDの映像を映せますが、投影される画質はHDとなりますのでご注意ください。

200ANSIルーメンって暗いんじゃないの?と心配になる方もいらっしゃると思います。
明るい部屋だと見えにくいですが、薄暗くすれば思ったより見えます。まあ暗い部屋で観るのに越したことはないですね~

本記事の下の方に「部屋の明るさでどんな映り方になるか」の写真を載せていますので、確認していただけたらと思います。

なお、冒頭でもご紹介した激安プロジェクターのレビュー記事にも、激安プロジェクターとNebula Capsule iiとの明るさの比較画像を載せていますので、よろしければご覧ください。

重さは740gなので少しズッシリと感じますが、片手でも十分持てます。
部屋中手軽に持ち運べますし、旅行などに持って行くのも良いと思います。

価格

価格は税込59800円(2021年4月17日時点)です。

私の1台目は5499円(2020年7月27日時点の価格)で買ったものなので、それと比べると10倍以上の価格になりますが、6万弱というお値段はプロジェクター自体としては安価な部類に入るかと思います。

セールでお安く買えることがあります。私は2020年のプライムデーでのセール時に買いました。

入っているもの

本体、リモコン、USB充電器(Power Delivery対応)、充電器用のUSB-Cケーブル、クイックスタートガイド(簡易的な説明書)が入っていました。

ちなみに、詳しい取扱説明書は公式サイトからダウンロード出来ます。

本体はこんな感じ

円柱型のフォルムです。前面にレンズがあります。

上部には操作パネルがあります。
写真では電源オフなので分かりづらいかと思いますが、電源を入れると光るので見やすくなります。

背面には上部には排気口があります。

その下にはスピーカーとして使う場合のボタンがあります。もう一度押せばプロジェクターモードに切り替わるので、プロジェクターを使うつもりで押し間違えてしまっても大丈夫です!

プロジェクターとして使う場合は電源ボタンを押します。二秒ほど押す必要があります。

背面下部には各種接続ポートがあります。
左からAUX出力ポート、HDMIポート、USBポート、電源用ポートです。

スクリーンに映すとこんな感じ

3段階の明るさで写真を投影してみました。

スクリーンはニトリのロールスクリーンを使用しています。

明るい状態。薄っすらとしか見えていません。
少し暗くしてみました。見えなくもないですね。
真っ暗な状態。

昼間や明るい部屋だとよく見えません。少し暗くすると見えるようになってきます。

映画鑑賞など、じっくり観る場合は暗くした方がいいと思います。

投影した文字は見えるのか

参考として、青空文庫から夏目漱石の「坊つちやん」を映してみました。

文字は小さすぎなければちゃんと読めます。映画の字幕も大丈夫です。

どんな使い方が出来る?

Android TVが入っている

Nebula Capsule iiにはAndroid TV9.0が内蔵されていますので、ネット環境があればご加入のAmazon prime videoなどのサブスク動画配信サービス、YoutubeやTVerなどの無料サービスも利用できます

AndroidTV。電源オンするとこの画面が映し出されます。

ネット環境があれば本体だけで楽しめるのは凄いところですね。

とはいえ私は初めからFire TV Stickを使うつもりでしたから、この機能はほとんど使っていないんですけどね…

ログインしなくても使えるYoutubeやTVerをたまに観るくらいでしょうか。

HDMIで更に広がる!

いろんなHDMI機器を接続することが出来ます。私が実際に使っているものをご紹介します。

Fire TV Stick

Fire TV StickをつなげばYoutubeやTVerなどの無料のコンテンツも楽しめます

ライムビデオやネットフリックスなどの、ご加入のサブスク動画配信サービスも楽しめますよ。私はディズニープラスを楽しんでいます。

PS4

HDMIで接続できるゲーム機をプロジェクターに繋いで大画面で遊べます。

PS4を繋げばゲームはもちろん、YoutubeやAmazonプライムビデオ(プライム会員の人)なども楽しめます。さらにブルーレイプレイヤー機能もありますので、再生機としても使っています。

私はまだNintendo Switchを持っていないのですが、SwitchもHDMIで接続できるということなので、買ったらプロジェクターでやってみよう!と楽しみにしています。
(もちろんSwitch Liteは出来ませんのでご注意くださいね。)

ブルーレイレコーダー

ブルーレイレコーダーを繋げば録画している番組や、ブルーレイ、DVDソフトの映像を投影することが出来ますし、テレビ放送も大画面で観られます

なお、Nebula Capsule iiでテレビ放送を観る方法については別途記事を書く予定です。

スピーカーとしても使えます

Nebula Capsule iiは「スピーカーモード」がありますので、Bluetoothスピーカーとしても使えます

気に入っているところ

オートフォーカスが便利

オートフォーカス機能がついているので、ピント調整を自動で行ってくれます。これ、とても便利なんです!

起動時にオートフォーカスが働きます。
その後ピントが合わなくなっても、本体を動かすことでオートフォーカスしてくれます

ただ、少し動かしただけではオートフォーカスしてくれないこともあります。その場合はリモコンからオートフォーカスさせることが出来ます

私は買って3か月くらいはリモコンでオートフォーカスさせられるのを知らなくて、それまでは本体をいちいち大げさに動かしていました…

作動音が静か

ファンの音は30dB以下と公式サイトにありました。

静かな環境ですぐ側に置いていると「シャー…」という音が聞こえますが、スピーカーからの音でかき消されるレベルなので全然気になりません。

私が使っていた激安プロジェクターは動作音が凄く大きかったので、Nebula capsule iiの静かさには思わず感動してしまいました。

内蔵スピーカーが思っていたより良い感じ

当初は別のスピーカーを使うつもりでした。
でも、実際に音を出してみると私からしたら十分なレベルの音質だったので驚いてしまったくらいです。私はほとんど内蔵スピーカーで聴いていますね。

でも、音質が凄く良い!というわけではありません。好きな映画を観たら「やっぱり迫力に欠けるなあ~」と思うこともあります。

音にこだわりがある方はスピーカーを用意された方がいいと思いますね。

バッテリー内蔵なのは便利!

バッテリーが内蔵されているので、電源コード無しで使えるのが便利です。
さすがモバイルプロジェクターですね!

充電100パーセントの状態なら、映画1本くらいなら観られると思います。

電池が少なくなってくると少し画面が暗くなってしまいます。
もちろん充電しながら観ることも出来ますよ。

残念だなあと思った点

HDMI・USB・電源のポートが後ろ側にあること

私は当初家にスクリーンがなかったので、プロジェクターを天井投影で使おうと思っていました。

天井投影する場合は、天井にレンズを向けるので、本体を寝かせる状態になります。

しかし、背面にHDMIポートがあるために、ある程度の高さが無ければFire TV StickやHDMIケーブルが接続出来ません

つまり、HDMI機器を繋いで天井投影するときには三脚が不可欠になってしまいます。

三脚を付けた状態。Fire TV Stickと電源のコードを接続するとこんな感じになります。

せめてHDMIポートだけでも前にあったら…と思わずにはいられません。

とはいえ、天井投影時にHDMI機器を使わない場合や、天井投影をしない場合は全く問題ありません

私は最近天井ではなくスクリーンに映すことが多くなったので、そんなに気にならなくなってきました。

【個人的に】AndroidTVは要らないかな…

Nebula Capsule iiは世界初のAndroid TV内蔵プロジェクターということなので、こんなことを言うのは見当違いかもしれません…申し訳ないです!!

本体だけでYoutubeやら各種サブスクが観られるので、持ち運びにはいいですよね。

ただ、電源をオンにするとAndroidTVのホーム画面が表示されるようになっているので、立ち上がるまでに50秒ほど待たなきゃいけないんです。

ほかのHDMI機器を使いたい時にも待たないといけないのは、せっかちな自分としましては少し不便だなあと思ってしまいます。

それに私はFire TV Stickを使うつもりでプロジェクターを買っているので、機能が被ってしまうんですね。

つまり私は「AndroidTVの付いていないプロジェクター」を買うべき人間だったのですね~

無線でスピーカーやヘッドホンを繋ぐと動作がおかしくなる

私の本体だけの問題だったら申し訳ない話なのですが…

Bluetoothで別のスピーカーやヘッドホンを繋ぐことができます。

私はずっとこの機能を使っていなかったんですが、せっかく出来るのなら繋いでみようと思い、試しにBluetoothヘッドホンを接続してYoutubeを観てみました。

この直後「恐怖の出来事」が起こるとは、まだNiinaは全く予測していなかったのであった…

すると、音が途切れ途切れになって、そのうちYoutubeの動作もおかしくなりました(うちの弱いネット環境のせいかもしれません)。

もういいや…と思って戻るボタンを押したら、ノイズが入った画面(下の画像)になり、うんともすんとも行きません。

電源を落とすしかなくなりました(電源ボタンが効いて良かったです)。

これ、実際の写真です。こんなの出たらめっちゃ怖くないですか??もう壊れたかと思いましたよ…

時間が経ってから電源を入れてみたら何とも無かったように起動出来たので安心しましたが、それ以来一度もワイヤレスヘッドホンやワイヤレススピーカーは繋いでいません。

外部スピーカーを繋ぐときは、有線接続することをおすすめします

もっと音を下げられるようにしてほしい

繋ぐ機器によっては最小音量でも大きい!と思うことがあります
しかも、私がこのプロジェクターを使うのは夜が多いので、そんな大きな音では観ないんですよね…

私は音が大きいと感じた時は他のスピーカーに繋いで小さくしています。本体の方でもっと音が下げられたらなあ…と思ってしまいます。

720p(HD)はちょっと物足りない

前の激安プロジェクターがSD画質だったので、それと比べたら断然綺麗なのですが、ブルーレイディスクなどフルHDのコンテンツを再生しているときには「やはり繊細さに欠けるかなあ…」と感じてしまいます

映像美を楽しみたいなら出来れば4K、せめてフルHDのプロジェクターを選んだ方が良かったかな~と思います。

最後に

Nebula Capsule iiのレビューをご紹介しました。
画質はちょっと残念かな~と思うところもありますが、それ以外はすごく気に入っています。

デザインも気に入っていますし、何より大画面で好きな作品を観るのは楽しいので、今後ももっと使いこなしていきたいと思っています。