【京都】2023年の祇園祭・後祭へ!11基の山鉾と御旅所で御神輿を観てきた【2023年7月22日】

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京都

こんにちは、Niinaです。

2023年も京都の祇園祭に行ってきました。

去年(2022年)は後祭の宵山だけ行ったのですが、今年は前祭・後祭の宵山期間に両方行くことができました

やはり7月は祇園祭ですね!!行けて良かったです!

今回は、2023年7月22日の後祭の宵山(宵々山)の様子を、山鉾の写真をメインにお伝えします!

さらに、今年は八坂神社の御旅所に行きまして、御神輿も観ました!必見です!

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今回私が巡った順番

後祭の山鉾は全部で11基あります。

23基ある前祭の山鉾と比べればその量は半分ほど。すぐ巡れます。

私は以下の順番で回ったので、本記事ではこの順番で紹介していきます

1.大船鉾→2.南観音山→3.北観音山→4.八幡山→5.鷹山→6.役行者山→7.鈴鹿山→8.黒主山→9.浄妙山→10.鯉山→11.橋弁慶山

後祭の山鉾

大船鉾

大船鉾(おおふねほこ)」です。山鉾巡行では一番後ろを行く殿(しんがり)の鉾です。

神功皇后の凱旋の船を表しています。

1864年の金門の変(蛤御門の変)による大火で焼失し、9年前の2014年に約150年振りに復興した鉾です。

120もの懸装品が大火の中守られ残ったとのこと。凄いことですよね!

軒幕(屋根の下の赤い幕)は今年新調されたもの。

そして、舳先に注目!去年は金の竜頭がついていましたが、今年は大きな金幣。

こちらも今年新調されたもので、ひときわ輝いていました。

竜頭と金幣は交代で1年ごとに飾られるのだそうです。

参考に、去年の写真を。竜頭になると、また雰囲気が変わりますね。

ご神体人形。左から住吉明神、鹿島明神、安曇磯良神。

南観音山

南観音山(みなみかんのんやま)」です。下り観音山(さがりかんのんやま)とも。

高さもあり、大きな車輪もあるので鉾のように見えますが、鉾ではなく山(曳山)です。

破風飾も精巧ですよね…!素晴らしいです。

真松には白い鳩。

水引や胴掛けなど、懸装品全てが鮮やか!

北観音山

北観音山(きたかんのんやま)」です。

こちらもとても大きく、鉾のように見えますが山(曳山)です。

こちらの絨毯、とても貴重なものなんだそう。

天井や屋根のあたりもきらびやかです。

天水引(屋根の下の幕)。今年は龍雲図です。

去年は唐草模様のものが付けられており、1年ごとに交代で飾られます。

ちなみに上の写真が2022年に撮影したもの。こちらも素敵ですよね!

どこを見ても息をのむほど華やかです。

車輪。とても大きいです。

真松の枝には尾長鳥。

八幡山

八幡山(はちまんやま)」です。

巡行の際には黄金の社殿が載せられます。

巡行時には、鳥居に八幡のシンボルで夫婦円満の象徴である鳩が、二羽向かい合った状態で飾られます。

町会所へ。たくさんの懸装品などを見ることができました。

新旧の木彫りの鳩が並んでいます。現在巡行で取付けられる鳩は右側の新しいものだそう。

左側の鳩は左甚五郎の作といわれる歴史あるものです。

こちらが巡行の日に山に載せられる社殿です。

総金箔で、まばゆいほどに輝いていました。

鷹山

鷹山(たかやま)」です。

去年(2022年)、約200年振りに復活した山です。

去年は白木だった柱や欄縁などに漆塗りが施され、今年は黒くつややかになっていました。

毎年どんどん変わっていくのでしょう。楽しみです!

真松の枝にキジが!

ご神体人形。左から鷹匠、樽負(たるおい)、犬飼。

今年、衣装が新調されたとのこと!

役行者山

役行者山(えんのぎょうじゃやま)」です。

修験道の開祖で呪術者である役行者が、奈良の葛城と大峰の間に石の橋を架けたという伝説を元にした山です。

ご神体人形。(ブレた写真ですみません…!)

こちらは腰掛け石。体の凝りに御利益があるのだとか。

鈴鹿山

鈴鹿山(すずかやま)」です。

瀬織津姫命(鈴鹿権現)が鈴鹿山の悪鬼を退治したという伝説をもとにした山です。

ご神体人形の瀬織津姫命。烏帽子を被り、右手に中啓(扇)、写真には写っていませんが、左手に大長刀を持っています。

黒主山

黒主山(くろぬしやま)」です。

謡曲「志賀」を題材にした山です。

山の木の部分も黒くて格好良かったです。

町会所では色鮮やかな懸装品を見ることが出来ました!

大伴黒主のご神体人形も。

「黒」の字が素敵だった傘。

浄妙山

浄妙山(じょうみょうやま)」です。

美しいビロード織の胴掛けが掛かっていました。

華やかな懸装品が展示されていました。

奥にはご神体人形の浄妙坊と一来法師。

鯉山

鯉山(こいやま)」です。

「龍門」は中国・黄河にある激流で、そこを登ることが出来た鯉は龍になるという「登龍門」を題材にした山です。

会所で様々な懸装品を見ることができました。

躍動感のある大きな木彫りの鯉は江戸初期のもので、左甚五郎作といわれています。

ベルギー製のタペストリーは16世紀のもので、重要文化財!

巡行では復元された品を用いているのだそうです。

龍ですね。

山に掛かっている黒い胴幕「黒羅紗地紋入幕」は、今年復元新調されたものだそうです!

橋弁慶山

橋弁慶山(はしべんけいやま)」です。

山にはシートが掛かっていました。

会所の1階に五条大橋が展示されていました。

漆塗りに金の装飾が繊細で美しいです。

2階にご神体人形。

弁慶と牛若丸です。

懸装品が見えました。

御旅所で御神輿が観られる!

さて、ここまで後祭の山鉾を見てきました。しかし、祇園祭の行事は山鉾巡行だけではありません。

神輿渡御があります!

前祭の山鉾巡行の日(7月17日)に八坂神社から3基の御神輿が御旅所に出発する神幸祭(しんこうさい)、後祭の山鉾巡行の日(7月24日)に八坂神社にお戻りになる還幸祭(かんこうさい)が行われます。

御神輿は還幸祭までの7日間だけ、御旅所(おたびしょ)に置かれているので、後祭の宵山期間に来た人はぜひ観に行きましょう!

四条寺町にある、御旅所に到着!

こちらは冠者殿社。

御神輿です。こうして近くで観ることができるのです!その姿、圧巻です。

御神輿を1基ずつ紹介していきます。形もそれぞれ違うんですね。

東御座神輿

こちらは東御座(ひがしござ)神輿。四角形です。

櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)を祀っています。

さらに隣には小さな神輿がありました。東若御座というようです。

中御座神輿

真ん中に置かれているのが中御座(なかござ)神輿。六角形です。

八坂神社の主祭神である、素戔嗚尊が祀られています。

西御座神輿

左に置かれているのが西御座(にしござ)神輿。八角形です。

素戔嗚尊の8人の子どもである、八柱御子神(やはしらのみこがみ)が祀られています。

最後に

2023年の後祭・宵山。今年も素敵でした。

お神輿が観られたのも良かったです!

予習すると一層楽しめるので、もっと勉強したいと思いました!

◆2023年の前祭記事はこちら→【京都】2023年の祇園祭・前祭!山鉾の建つ京の町を散策してきた【2023年7月14日】

◆2022年の後祭記事はこちら→【2022年7月23日】祇園祭・後祭の宵山散策!11基の山鉾を観てきた【京都】

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